イスタンブルの睡眠薬強盗にイラクの大学教授もだまされた(Milliyet紙)
2006年06月28日付 Milliyet 紙

乗り換えの飛行機でアンカラへ向かったフェター・アリ教授は、イスタンブルで強盗にあった。睡眠薬入りのチョコレートにより眠らされたアリ教授は、空腹かつ喉がからからの状態でガズィアンテプにて発見された。

イラク共和国大統領ジャラール・タラバーニーの友人でセラハッティン大学のフェター・M・アリ教授がイスタンブルで強盗の被害にあった。
アンカラで手術を受けるために先週アルビルから飛行機でイスタンブルへやってきたアリ教授は、アンカラへ向かうため国内線に乗り換える途中で迷子になった。空港でクルド語を話す人物の助けを受けたアリは、同人物と喫茶店に座った。お茶とチョコレートをご馳走してもらった後何が起こったか覚えていないアリ教授は、一時的に意識を失った。アリ教授の出迎えの命令を受けた、タラバーニー大統領の特別駐トルコ代表バフロス・ガラーリは、教授から連絡がないので状況をタラバーニー大統領へ連絡した。外務省や国家諜報機構、警察もアリ教授の捜索を始めた。木曜日の夜にガズィアンテプのあるモスクの裏庭で腹をすかし惨めな状態で発見された教授は、強盗にあった後マルディンとガズィアンテプの県境に置き去りにされたことがわかった。

■ガズィアンテプへ搬送された
身の上に起こったことを本紙に語ったアリ教授は、“クルド語を話す人物が私にチョコレートをご馳走した。その後気がついたらここにいた”と言った。ガラーリ氏は、二箇所の血管が詰まっているアリ教授をガーズィー大学病院に入院させたと述べた。




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( 翻訳者:三澤 志乃富 )
( 記事ID:2843 )