今夏の屋外演劇の開催予定:遺跡での王書(シャーナーメ)語り ハムシャフリー紙
2006年06月01日付 Hamshahri 紙

2006年6月1日付ハムシャフリー紙19面

[文芸部:エルハーム・アナーリー]
 イランの数千年のアイデンティティを持つ古い諸都市への旅行は(占いの当たりはずれのように)どっちに転んだとしても害のない楽しい娯楽だが、もし今夏、国内の様々な都市に旅行の予定があるなら、屋外演劇の情報もチェックしてはいかがだろう。

 文化遺産協会は今夏、イスファハーン、シーラーズ、ハメダーン、ホッラムシャフル、テヘラン、ケルマンシャー、ヤズドなどの古い歴史建築を有する10の都市で、イランの文化の発展を目的として、屋外演劇のセミナーを開催する。

 文化遺産協会の同セミナー事務局長モハンマドレザー・アターイーファルはこのセミナーに関して次のように述べる。「このセミナーは特に外国人旅行者のためのものではなく、イラン人旅行者もこの機会を利用することができる。演劇の一部は、外国人旅行者も利用できるように、パントマイムや英語で上演される。」

 イスファハーンの40柱宮殿(チェヘルソトゥーン)や揺れるミナレット、シーラーズのキャリームハーン砦やコーラーン門、ハメダーンの古都[メディアの首都であった]エクバタナ、ホッラムシャフルの金曜モスク、テヘランの語レスターン宮殿やサアダトアーバード宮殿、ニヤーヴァラーン宮殿などが、このプログラムの開催地として選ばれている。

 屋外演劇セミナーは夏の3ヶ月にわたって開催される。もちろんプログラムの多くは休日や毎週木曜日と金曜日に行われる。このセミナーで上演する劇団には、《精神文化祭》、文化遺産協会の尽力で形成された《紅の勝利と英雄叙事詩》、各種の学生演劇祭、人形劇祭、《ファジュル演劇祭》(もちろんのこと文化遺産協会の目的と活動が重なる)など、様々な演劇祭で賞を取った劇団が招待される。

 アターイーファル氏によれば、これらの演劇は歴史建築において上演され、その主題は英雄叙事詩の朗読や王書(シャーナーメ)語りなど、文化遺産や歴史建築と関係する。英雄叙事詩朗読(ナッカーリー)、あるいは演劇と英雄叙事詩朗読(ナッカーリー)の組み合わせによる「シーリーンとファルハード」、「ロスタムとソフラーブ」の物語の上演もこのプログラムの魅力である。これらの他に喜劇も上演され、旅行者に楽しい休日を提供する。

 この夏のプログラムの他に、立憲革命100周年に際して、立憲革命をテーマにした屋外演劇も上演される。このプログラムは秋以降、テヘラン市及び諸都市の文化芸術協会の協力で開催される。立憲革命の歴史に関する情報伝達がこのプログラムの目的である。



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( 翻訳者:下山伴子 )
( 記事ID:2595 )