ウシャクの博物館でまた盗難事件(Milliyet紙)
2006年06月05日付 Milliyet 紙

 ウシャク考古学博物館で起こった「有翼獣のブローチ」盗難事件の反響が続く一方で、同じ博物館に所属するアタテュルク民族学博物館も、2001年に盗難に遭っていたことが明らかになった。

 ウシャクのアタテュルク民族学博物館では1997年に改修工事が始まり、展示されていた美術品は収蔵庫にしまわれた。改修後、ウシャクの解放記念日である2005年9月1日に博物館は再開した。2001年に収蔵庫に泥棒が入り、アタテュルクが使用したという35点の展示品に加えて70年前の絨毯とキリムが盗まれたことが明らかとなった。博物館長であるキャーズム・アクビュユクオール氏は盗難事件について警察に通報しなかったといわれ、学芸員らが報告したと主張されている。

 盗難美術品は、2001年内にハサン・ゾラという名の古物商の介入によって発見され、博物館に返還されたと記録されている。この事件に関連してアクビュユクオール館長は訴えられており、係争中であることがわかった。


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( 翻訳者:及川治香 )
( 記事ID:2625 )