ハーシェミー・ラフサンジャーニー氏:アメリカの攻撃はイラン・イラク関係の強化につながった ハムシャフリー紙
2006年06月03日付 Hamshahri 紙

【メフル通信】ホッジャトルエスラーム・ヴァル・モスレミーン[注:アーヤトッラーよりも学識・地位的にワンランク下のイスラーム宗教指導者に対する尊称]、ハーシェミー・ラフサンジャーニー氏はアメリカのイラク攻撃はアメリカにとって誤ちであったと述べ、次のように付け加えた。

「アメリカのイラク攻撃は、イラク国民をバース党政権による圧政支配から解放することにつながり、またイラン、イラク両国民の関係強化につながったが、このことはイランとイラク両国が地域におけるアメリカの企みに抗うのに多大な利益となったし、将来的な変遷過程で、占領者たちが敗北を重ね、イラク国民の利益になることが明らかになるであろう」。

イラン在住のイラク人学生グループとの会見で語った同氏はまた、イラクにおける《偽善者》[注:現イラン・イスラーム共和国体制の主要反体制テロ組織、モジャーヘディーネ・ハルグを指す]の状況について、国を裏切るということで言えば本グループが歴史的に格好の例証だとし、次のように付け加えた。「彼らは現在、哀れで、屈辱的なまでに包囲されている状況にある」。

同氏はイラクが復興を要する国だと述べた上で、次のように説明した。「イラン・イスラーム共和国は、イラクに荒廃から立ち直ってもらうため、戦後再建分野で積んだ自らの経験をイラク国民に提供することができる」。


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( 翻訳者:岩間 縁 )
( 記事ID:2641 )