6月のヨーロッパ、トルコ産サクランボを食べながらワールドカップ観戦(Milliyet紙)
2006年07月10日付 Milliyet 紙

ワールドカップ開催地ドイツでの大幅な需要増加は、トルコのサクランボ生産者に大きな利益をもたらした。トルコからドイツへのサクランボ・チェリー輸出は、上半期で5200万ドル相当から8000万ドルへと上昇した。
ドイツでのワールドカップは、トルコの青果輸出に大きく貢献し、ドイツはトルコにとって最大の青果輸出対象国となった。特にサクランボの輸出は爆発的なものとなった。その輸出の最大手であるアララ農業の総支配人ケリム・タネル氏は、トルコのサクランボ生産が新記録を達成した、と述べた。 彼は、「ズィラーット0900」という銘柄のサクランボの生産目標は10万トンだったこと、そのためワールドカップの前には何か問題が発生すると予想していたことに触れ、次のように続けた。

■小粒でも出荷
「ワールドカップがあったため、ヨーロッパの人々は休暇に出かけなかった。休暇を8月に繰り延べした。試合観戦の際、果物やドライフルーツの消費が増えるEUでは、果物の輸入量も増加した。当然ヨーロッパ各国でサクランボが大量に栽培されていたので、我々には厳しい状況になるだろうとふんでいた。だが、心配には及ばなかった。 トルコで大幅に増産されたサクランボを、ドイツを始めとするヨーロッパが食べ尽くした。ドイツに輸出した者たちには、とてもいい季節となった。アララ農業の対ドイツ輸出は、去年に比べ50%アップした。輸出業者へのサクランボの卸値は2.5YTL(約200円)以下にはならなかった。」
タネル氏は、スペインやイタリアのサクランボがひょうや雨の被害を受けたために、ヨーロッパとロシアは輸入先をトルコに変え、この結果、トルコへの需要が大幅にアップした、と述べた。 氏は、「ズィラーット0900」は今年は小ぶりな物まで需要があった、とも語った。

■「雨が降らなければ、世界第1位に」
アメリカは、世界最大のサクランボ輸出国である。トルコは第ニ位だが、第一位に向っている。2004年トルコのサクランボ輸出量は4万1千トンだった。これはアメリカの輸出量と同量だった。 輸出業者は「2005年に抜く」と宣言していたが、天候がうまくいかなかったため、達成されなかった。この事についてアララ農業のトップたちは、次のように述べている。
「今年のできばえはとても素晴らしい。ただ4月の寒気が実が熟すのを遅らせ、激しい降雨は実を割った。輸出用のサクランボは手で選り分けられたので、値段も上がった。このため、今年アメリカを抜き、世界第一位に躍り出るのは無理かもしれない。」


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( 翻訳者:坂 泉穂 )
( 記事ID:2948 )