東部アナトリア・バトゥマンのモスクで性教育(Hurriyet紙)
2006年07月16日付 Hurriyet 紙

バトゥマン県の第44管区薬剤師協会のM・エミン・ベヤズ会長と有志の協会員らは、出生率の高いバトゥマンとその近隣の住民を啓発するために性に関する教育活動を開始した。

M・エミン・ベヤズ氏らは、ゲルジュシュ郡クルカット村にあるモスクで金曜礼拝を終えた信者たちに、性に関する啓発活動を行った。「皆さん、これはコンドームといいます。」と説明しながら、ベヤズ氏らは持参したコンドームを配布した。モスクでは若者も年配の男性たちもみなコンドームに大きな関心を示した。

年配の男性の一部から出た次のような発言が注目を集めた。「10人、15人と子どもが生まれてからコンドームを使ったとしても何になるだろうか。今となっては何も変わりません。我々世代にとっては何かを変えるにはもう遅すぎます。しかし今の若者にはぜひ使って欲しいと思います。」
ゲルジュシュ郡のタルカン・ケスキン郡長官が協会の啓発活動をみまもっている様子を見た村人たちは、性に関する説明を茶化すことなく注意深く聞き入った。クルカット・モスクでは、約500個のコンドームが配布された。モスクのイマーム(導師)であるハムディン・アジャル氏も「宗教的にもこのような活動は容認可能です。」と述べた。


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( 翻訳者:丹羽貴弥 )
( 記事ID:3000 )