イラン軍、レバノンでの出来事には関与せず:ヘジャーズィー司令官 シャルグ紙
2006年07月19日付 Sharq 紙

2006年7月19日付シャルグ紙2面

【ISNA】バスィージ抵抗軍〔革命防衛隊に属する民兵組織〕の指揮官を務めるセイエド・モハンマド・ヘジャーズィー司令官は、「今日、すべての真実と正義を求める者たち、世界のムスリムたちは、レバノンとパレスチナの子らの勝利を願って、血をたぎらせており、これらの国々に関するニュースに、不安な気持ちで熱心に耳を傾けている」と語った。

 ファールス地域バスィージ抵抗軍指揮官の歓迎・送別式典に出席した同司令官は、さらにイラン軍は最近のレバノンでの出来事には一切関与していない旨述べ、次のように語った。「イラン軍がレバノンにプレゼンスを有しているなどという主張は、敗北を覆い隠すための窮余の一策であり、イスラエルと世界の人々を欺くためのものである」。バスィージ抵抗軍指揮官はさらに、「イラン軍はレバノンには一切いない。現在レバノンで起きていることは、レバノンの子らによる誇り高き行動である」と述べた。

 またバスィージ抵抗軍指揮官は、歓迎・送別式典の傍らで記者団に対し、「バスィージに割当てられた財源・予算は、同軍の発展計画で予定されているものに答えるものではない」と述べた。ヘジャーズィー司令官は同軍の発展5カ年計画の編成について明かし、次のように付け加えた。「第4期5カ年計画では、政府はバスィージが必要とする財源を供給する義務がある。ところが残念なことに、バスィージに割当てられた財源や予算と、同軍の発展5カ年計画で必要とされている金額との間には、大きな開きがある」。バスィージ抵抗軍の指揮官は、「教育、基礎整備、防衛への備え、設備の整備、軍装備の更新などが、バスィージ発展5カ年計画のもっとも重要な優先項目となっている」と指摘した。

 同司令官はまた、バスィージの夏の活動計画について、「最新の統計によれば、230万人が1万5千の基地での定例の夏活動に、また35万人が移動式開発キャンプに参加すべく、登録を済ませてある」と述べ、さらに次のように続けた。「これまで、延べ7万人が移動式開発キャンプに派遣され、夏が終わるまでには延べ530万人が恵まれない貧困地域に派遣されるだろう」。

 また同司令官は、「今年度が終わるまでに、バスィージ関係者及び責任者を対象とした教育課程に、45万人が参加する予定となっている。現在バスィージの文化・教育キャンプも、すでに運営されている」と述べた。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:3056 )