レバノンへ出発した学生義勇兵ら、トルコ国境で足止め(ほか) シャルグ紙
2006年07月29日付 Sharq 紙

2006年7月29日付シャルグ紙2面レバノン関連記事短信3本

 ▼ レバノンへ出発した学生民兵ら、トルコ国境で足止め

【ISNA】レバノン人民の抵抗運動に合流することを目指してレバノンへ出立した《正義を求める学生運動》のメンバーらの第一陣は、国境通過を阻まれたことに対し、トルコとの国境の町バーザルガーンで座り込みの抗議運動を行った。当初、第一陣は金曜日午前にもイラン・トルコ国境を越える予定であったが、国境通過を阻まれていた。

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 ▼ ヒズブッラーのミサイル、イスラエルの首都をも射程に

【ILNA】国会国家安全保障委員会のモハンマド・ナビー・ルーダキー副委員長は、「もしアメリカとイスラエルがこの戦争の継続を望むならば、ヒズブッラーは聖なる防衛の次の段階として、イスラエルの首都をミサイル攻撃の対象に据えることになるだろう。ヒズブッラーのミサイルの高い射程能力により、イスラエル軍及びイスラエル人にとって安全な場所はもはや残されてはいない」と語った。

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 ▼ 十字軍戦争の復活

【ISNA】アーヤトッラー・アミーニーはイラン航空幹部らとの会合で、パレスチナ及びレバノンへのシオニスト体制による攻撃を十字軍戦争になぞらえる発言を行った。

 同師は次のように述べた。「十字軍戦争が再び甦った。かつての十字軍戦争と現在のそれとの違いは、かつてのキリスト教国は軍事的に弱かったが、現在は強大だという点にのみ存在する」。

 アミーニー師はレバノンのヒズブッラーをイスラーム革命前のイランになぞらえ、「彼らの力は信仰にのみ拠っており、それだけで全世界と対決するには十分だ」とした上で、「レバノンのヒズブッラーは、あらゆる国に対して最後まで抵抗することを、固く決意している」と付け加えた。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:3122 )