アタテュルク夫人と、エルドアン夫人の違いとは・・・(Radikal紙)
2006年07月02日付 Radikal紙

 イギリスのインディペンデント紙は、昨日発行された「21世紀のトルコ:アタテュルク夫人の遺産」というタイトルの記事で、ラティフェ夫人とエルドアン首相の妻、エミネ夫人を比べている。

 ラティフェ夫人の最大の功績は自身がスカーフを脱ぎ、周囲にもそれを勧めたことだと主張するインディペンデント紙は、新聞記者のイペキ・チャルシュラル氏が書いた『ラティフェ夫人』という本の記述を引いて、「新しい資料によって、ラティフェ夫人がトルコ女性の解放において果たした重要な役割ははっきりしている。おそらく、もっとも重要で象徴的な一歩は、イスラム的な服装を捨て西洋の服を着たことである」と述べた。

 同紙は、エミネ・エルドアン夫人については「皮肉なことに、80年経った今でも政治指導者の妻の服装が国民的論争になっている。エルドアン首相がEU加盟に関する頑ななまでの断固たる態度でアタテュルクと比べられる一方、エミネ夫人は1920年代のラティフェ夫人とは反対にスカーフを誇りをもって被っている。このことは、夫が大統領になるかどうかの議論の焦点にまでなっている」と分析した。 また、このスカーフ問題が諸外国にとっては奇異に思えるかもしれないとふまえた上で「しかしこの布切れが、軍部や法廷を含む世俗主義勢力と公正発展党の間に争いを起こしたのだ。エルドアン首相についても、大統領職に対する妻の野望についても、またトルコそのものについても先行きは不透明だ。ラティフェ夫人がスカーフをはずすことこそ自身の役割だと捉えてから長年たってもまだ、トルコの魂を揺さぶるような緊張が、一枚の布きれの中に生まれている」と評した。


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(翻訳者:湯澤 芙美)
(記事ID:2881)