イラク国会議長、イランを訪問 シャルグ紙
2006年07月04日付 Sharq 紙

【政治部】マフムード・アル=マシュハダーニー・イラク国会議長が昨日テヘラン入りを果たした。この1ヶ月にイラン入りしたイラク当局者としては4人目となる。イラクのスンナ派当局者の一員であるアル=マシュハダーニー氏は、今年のオルディーベヘシュト月2日(西暦4月22日)、159票を獲得し、全会一致で、任期4年のイラク国会議長に就任した。

同氏は昨日、議会高官の一団と共にテヘラン入りし、空港でイランのゴラーム=アリー・ハッダード=アーデル国会議長による正式な歓迎を受けた。ファールス通信がフランスの通信社伝として伝えたところでは、イラク下院議長の事務所は声明を発表し、それによると、アル=マシュハダーニー氏は、イラン当局者たちとの会合の中で、イラクの最新動向、治安の確立と安定、地域情勢について話し合い、意見交換を行う予定との事である。

アル=マシュハダーニー氏のイラン訪問は、同氏の議員としての初の海外訪問と見なされている。同氏以前には、サイイド・アブドゥルアズィーズ・ハキーム・イスラーム革命最高評議会議長、アーディル・アブドゥルマフディー副大統領、イブラーヒーム・ジャアファリー前首相がテヘラン訪問の際、イラン当局者たちと会談を持っている。

アル=マシュハダーニー氏は、昨日のテヘラン到着後まもなく、「イラクはイランに対するこれまでのようないたずらに矛盾した態度をとることを終わらせる用意がある」と発表した。同氏はまた、「両国間に亀裂を生じさせる諸々の陰謀を終わらせる用意がある」とも述べた。ISNAの伝えるところによれば、アル=マシュハダーニー氏はアル=ザマーン紙との談話の中でも、「イランはイラク問題の解決に貴重かつ重大な役割を担っているため、イラクが外国軍に頼らずに済むよう、イランは外国軍のイラク撤退に向け、我々を援助しなければならない」と述べた。同氏はまた、イランとの会談がイラクにおける諸々の暴力行為を終結させる事を願うと希望を語った。


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( 翻訳者:中西 悠喜 )
( 記事ID:2914 )