フェネルバフチェ次期監督ジーコ:選手を精神面から立て直す(Milliyet紙)
2006年07月08日付 Milliyet紙

フェネルバフチェの次期監督は、「精神面でボロボロになっている選手に、こういう(素晴らしい)クラブにいるという自覚を持たせたい」と述べ、彼らの背負っている責任を頭にたたき入れると説明した。

ジーコ… ブラジルの白いペレ… 日本をワールドカップドイツ大会に導いたが、チームは予選リーグで敗退、次のキャリアにフェネルバフチェを選んだ。100周年の祝賀を控えたフェネルバフチェの監督であると同時に、チームの新たな希望となった。
火曜日に(契約書に)サインし、3日間チームとともに過ごしたジーコは、昨日母国ブラジルに帰国した。我々は“カナリア軍団”(=フェネルバフチェ)の新監督ジーコに20分まるまる密着し、質問し、誠実な答えを得て、少しでも彼を知ろうと努力した。短時間でのインタビューの中で我々が気づいたジーコの最大の特徴は、政治的な言葉とは縁遠いことであり、率直な物言いをすることであった。控えめであるのと同じだけ、野心的で原則から譲歩しない人物として我々の前に現れた。

■チャンピオンという言葉は使わず

ジーコを2つの言葉で要約することができる:飴と鞭…
自身の言い方によれば、『負けることに耐えられない、競争心の強い監督』…
「チャンピオン」という言葉をインタビューの中で全く使わなかったジーコだが、100周年を迎えるクラブの期待には気づいている。
スタジアムや施設、クラブへの賛辞をあらゆる会見で口にするジーコは、フェネルバフチェにどのくらい留まるのかということについて、次のような言葉で要約した:「2年で合意した… 監督がどれくらいチームにいられるかは明らかだ。勝っている間は続けることができる。これがサッカーの現実だ」。
フェネルバフチェがクラブの最も重要な年に自分を信頼してくれたことがフェネルバフチェを選ぶ大きな理由になったと述べたジーコは、「人間は自分が好きな、そして自分が好かれるところへ行く。私はヨーロッパのビッグチームで指揮することを望んでいた。この準備をしている時に、フェネルバフチェは私に門戸とふところを開いてくれた」と話した。
ジーコは、フェネルバフチェのような(ビッグ)クラブで働くことは、監督や用具担当者になることさえ大きな意味を持つと述べた。さらに「精神面でボロボロになっている選手に、素晴らしいクラブにいるという自覚を持たせたい。彼らの背負っている責任を頭にたたき入れる。カウンセラーを連れて来るつもりはない。なぜなら私がいいカウンセラーになると信じているからだ。選手に何を失ったのかを忘れさせなければならない。彼らに何を得ることができるのかを理解させることが重要だ」と語った。

■「泣く意味はない」

フェネルバフチェが素晴らしいポテンシャルを秘めていることを繰り返し述べたジーコは、次のように続けた:
「底の方に低迷したまま『我々は何で負けたのか』と言って泣いても意味はない。彼らを奮い立たせるつもりだ。そもそも彼らは頂点にいたのに、落ちたのだ。奮い立たせてまた元の場所へ、つまり頂点に上らせることが必要だ。そのために私はここにいる」。
トルコサッカーに全くなじみがないわけではないと話すフェネルバフチェの監督は、「(ワールドカップ日本大会の時に)日本でトルコの全ての試合を見た。決勝トーナメントでブラジルを苦しめていた。ブラジルの勝利は運と審判だのみだったと言ってもいいくらいだ。ブラジルとトルコのサッカーの最も大きな類似点は、サポーターのあり方であり、彼らの見方…、つまり両方ともいいサッカーをしなかったとき、たとえチャンピオンになっても悪いところは悪いと言うところだ」と話した。
布陣として4-4-2を採用するが、相手によってはシステムの変更もあり得ると強調したジーコは、「これをブラジルモデルと言うこともできる。例えば、私はアレックスとトゥンジャイを知っている。彼らに合うシステムを適用することもできる」と述べた。

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(翻訳者:日南田 桃子)
(記事ID:2928)