モッタキー外相、トルコ訪問:大統領親書を手交 ハムシャフリー紙
2006年08月12日付 Hamshahri 紙

2006年8月12日付ハムシャフリー紙

【政治部】昨日マヌーチェフル・モッタキー外相はトルコを訪問し、大統領親書をトルコ側に手交、中東問題及び現在の危機的状況に関するイランの見解を伝えた。

 モッタキー外相はトルコ入国後、イスタンブルにおいてIRNAに「イランとトルコはレバノン問題に関して、懸念を共有している」と語った。モッタキー外相はまた、マフムード・アフマディーネジャード大統領の親書をトルコ側に手交し、トルコの友人らと意見交換をすることが、今回の訪問の主要な目的であると明かした。

 イラン外相はトルコのレジェップ・タイップ・エルドアン首相及びアブドゥッラー・ギュル外相と会談した。またモッタキー外相は、イランを出国する前に、中国外相と電話にて意見交換を行った。

 他方アメリカ上院は、イランおよび北朝鮮への支援をやめるよう中国に圧力をかけるための議会提出法案を可決した。昨日、ペンシルヴェニア州選出の共和党のアーリン・スペクター上院議員は北京において中国政府関係者と会談した。ロイター通信とのインタビューの中で、同議員は「アメリカの懸念により関心を払い、イランと北朝鮮に対する締めつけに協力するよう、中国政府に対して要求した」ことを明かした。中国政府側はこの要求に対して、いまだ反応を示していない。

 モッタキー外相はトルコ政府筋との会談後、エジプトへ向け出発した。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:3257 )