公務員らネクタイ着用の服装規定見直しを求める(Yeni Safak紙) 
2006年08月14日付 Yeni Safak 紙

団体交渉の席につく公務員は、ネクタイ着用義務に不満を持っている。公務員労働組合のアフメト・アクス組合長は「服装規定を廃止せよといっても、公務員が職場にランニングシャツで来られるよう求めているわけではない」と述べた。

労働組合が政府との間で行う団体交渉で、公務員の服装規定も論議に上る見通しだ。公務員労働組合は服装規定の廃止を主張している。組合側は、女子公務員のスカーフ着用禁止についても、撤廃の必要性を訴える。公務員労働組合のアフメト・アクス組合長は、公務員の服装規定がある国は世界でも他に例がないと述べる一方で、「服装規定を廃止せよといっても、もちろん公務員が職場にランニングシャツで来られるよう求めているわけではない。明確な尺度の範囲内で公務員に服装の自由が保障されるべきだ。例えば、女子公務員のスカーフ着用禁止は、人権に反するものであり、絶対に廃止されるべきである。このことにより、女子公務員の雇用が妨げられている」と話した。

■ネクタイ着用をやめよう

アクス氏は、男子公務員のネクタイ着用義務に関しても、「これは一種の拷問になっている。(現在)夏季にはこの義務は免除されている。このような形で省エネが行われている。我々は夏季だけでなく、通年でのネクタイ着用義務の撤廃を求めている。公務員がリラックスして働けるようになるとともに、ネクタイを購入しなくてもよくなるため、その分貯蓄をしたことになる」と述べた。

■礼拝室を要求

公務員労働組合では、公共機関・団体の職員が礼拝できるよう、(職場に)礼拝室が設けられることを望んでいる。組合長のアクス氏は、「多くの公共機関には礼拝室が設けられている。しかし、例えば外務省のビルには礼拝室がない。公務員のために喫煙所が設けられているように、礼拝室も設けられるべきだ」と話した。また、同労働組合に属する宗務職員組合は、団体交渉でトルコ軍に宗務将校を置くよう要求する。宗務職員組合は他にも、病院に入院している患者の宗教的なニーズにこたえ、また元気づけたり闘病生活を手助けするため、各病院での宗教サービスの提供も求めている。

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( 翻訳者:堀ノ内夏子 )
( 記事ID:3262 )