聖なる奇跡!?山火事の中、「マリアの家」焼け残る(Milliyet紙)
2006年08月22日付 Milliyet 紙

イズミル県セルチュク郡で起こった広い範囲に及ぶ山火事は、消し止められた後、冷却作業が続いている。一方で、炎が「聖母マリアの家」の5メートル先まで迫ったものの、被害はなかったことが明らかになった。ビュルビュル山のふもとに位置する聖母マリアの(家の)修道士らは、炎が辺り一面を焼き尽くしたのに、聖母マリアの家と修道士のいる建物が燃えなかったことは「奇跡だ」と話している。

■信じられない光景

一面が灰と化した森の中の道を通って昨日聖母マリアの家へたどり着いた観光客にとっても、自分たちの見た光景は信じがたいものであった。聖母マリアの家の修道女、アントニア・ヴェラスコは、「炎が消し止められた後再びここにやって来たとき、神の奇跡と出会った。1メートルから1.5メートルのところまで近づいて全てのものを焼いた炎は、聖母マリアの家とその周りにはほんの少しの被害も与えなかった」と述べた。


※聖母マリアの家:セルチュクから9キロメートルの距離にある海抜420メートルのビュルビュル山中にあり聖地とされるこの場所は、キリスト教徒によって「パナヤ・カプル」と名づけられ4世紀に造られたと推定されている。聖母マリアが101歳までこの地で暮らし、生涯を終えたと信じられている。(参考:http://www.byegm.gov.tr/YAYINLARIMIZ/kitaplar/turkey2005/content/japan/354-355.htm)

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( 翻訳者:小野寺 香織 )
( 記事ID:3321 )