イラン、レバノンの海岸汚染の解決に参加 ハムシャフリー紙
2006年08月23日付 Hamshahri 紙

【都市部】レバノン戦争が終わり、イランはイスラエル支持国と違い、またどの国よりも早く、レバノンの海岸汚染の解決にむけて平和活動を開始する。

セイエド・モハンマドバーゲル・ナバヴィー環境保護庁海洋長官は、この枠組みで《レバノン海岸石油汚染調査解決委員会》が編成されることを発表した。

同長官は、レバノンの海岸の環境は石油の流出で悲劇的な状況にあるとし、「80キロにわたって石油の層が伸びており、沿岸地域の環境とエコシステムへの脅威が大変深刻化している。イランは海洋環境を守るため、石油汚染調査解決委員会を編成することにとりかかった。この委員会は港湾船舶庁、漁業会社、環境保護庁その他の関係機関の代表が出席して会議を開き、石油によるレバノンの海岸汚染を調べ、その解決にどのように参加するかを決めるものである」と述べた。

同長官は、イランはこの件でレバノンに書簡を出したとし、「副大統領と環境保護庁長官がレバノンの環境相に書簡を送り、その中でイランはレバノンの環境状態を心配しており、専門的な活動を展開する救援隊を送り協力する用意があることを強調した」と述べ、国際社会にたいしても、地域の環境汚染の解決にむけ早急に措置を取るよう呼びかけた。

この海岸汚染は、7月〔原文では1月〕12、13日のイスラエルによるジイエ火力発電所施設への空爆により、攻撃をうけた燃料庫とタンカーから10,000~35,000トンの重油が地中海に漏れだしたことによるもの。


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( 翻訳者:吉村 かすみ )
( 記事ID:3336 )