ボルージェルディー、イラン核問題とレバノン問題への決議案を批判:「安保理はアメリカに動かされている」 シャルグ紙
2006年08月07日付 Sharq 紙

2006年8月7日付シャルグ紙

【ISNA(イラン学生通信)】国会の国家安全保障外交政策委員長のアッラー・ォッディーン・ボルージェルディーは、国連安全保障理事会のイラン核活動に対する決議を批判し、受け容れられるものではないと述べた。

ボルージェルディーは、安保理の決議案を政治的なものだと述べ、次のように発言した。
「決議案は、NPT(核拡散防止条約)の議定書と矛盾するものであり、また、今日、国連安保理が、アメリカによって動かされていることを示すものである。」

彼は、さらに、「全ての国々が、レバノンにおいて野蛮な殺戮を繰り広げているシオニスト体制[イスラエルを指す]に対し、決議案を採択しようとしている状況下で、アメリカの拒否権により採択がなされなかった。このことは、アメリカが、国連の不公正な構造である拒否権を悪用し、安保理を自分たちの政治の道具に変えてしまっていることを示している。」

さらに、ボルージェルディーは、「決議が採択されるべきなのだが、採択される可能性はない。しかし、決議採択の必要性がなく、全ては、国際的な取り決めに従って進んでいく場合には、彼らは決議が採択されるよう圧力をかけるのだ」と述べた。

彼は、例として、イランの核問題に言及し、「すべてが国際的な取り決めに従って進んでいくこの問題においては、国際法にも、NPTにもそぐわない決議が採択される」と発言した。ボルージェルディーは、この決議案が受け容れられるものではないことを強調した上で、「同決議案は、執行力のあるものとはならないだろうう」と述べた。


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( 翻訳者:前田君江 )
( 記事ID:3212 )