イスラエルによる侵略検討会議がテヘランで開催、「シオニストらは戦争犯罪法廷で裁かれるべきだ」 ハムシャフリー紙
2006年08月09日付 Hamshahri 紙

【政治部】「シオニスト体制[イスラエル]による侵略:地域的・世界的インパクト」会議が、月曜日、外務省の政治研究センターで開催された。一日の日程で行われたこの会議は、外務相の演説で幕を開け、内外の出席者らが、現在の中東紛争に関連した問題を話し合った。

アリー・アクバル・ヴェラーヤティー最高指導者外交問題顧問、モスタファヴィー外相代理、アラーグチー、バーゲリー両外務省国際アジア・アラブ担当次官らは、アドゥナーン・マンスール駐イラン レバノン大使やパキスタン、クウェート、イラク、イタリア、シリアからの出席者とともに、同会議において発言し、様々な問題について議論した。

国会の国家安全保障外交政策委員会委員長のアッラー・ゥッディーン・ボルジェルディーも、同会議に出席した。本紙記者の報告によれば、マヌーチェフル・モッタキー外相は、同会議開会式の演説において次のように発言した。「人々は、シオニスト体制の行為に対して審判を下した。シオニスト体制の思い描いた結果が全く得られなかったのは、これが初めてである。」

同外相は、フランスとアメリカによって提起された安保理決議案に触れ、イスラエルの利益を保障するものだと述べ、イランの立場を説明した。「我々は、レバノンの全てのグループを対象とした見解を擁護する。レバノンにおける我々の立場は、非常に明確である。我々は、シオニスト体制のレバノンへの攻撃が公正な形で停止されることを望んでいる。」 さらに同外相は、国際戦争犯罪法廷において、シオニスト体制が裁かれるよう求めた。

また、ボルージェルディー国家安全保障外交政策委員長は、「我々は、諸国間の首脳会議において、シオニスト体制との国交断絶という決定が採択されることを望んでいる。」と述べた。

さらに、ヴェラーヤティー最高指導者外交問題顧問は、同会議で、シオニストらによるレバノン民衆の殺戮を、バルカン戦争[ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争]におけるイスラム教徒殺戮と比較して、次のように述べた。西洋諸国は、この問題に対し時間稼ぎをしており、二つの紛争のいずれにおいても、イスラム教徒らが大虐殺されるのを容認したのだ。」

また、開会式で演説したモスタファヴィー外相代理は、レバノン問題について、罪のない人々に対する殺戮であるばかりか、西洋諸国のダブルスタンダードな政策、そして国際機関の無力さの結果だと発言した。

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( 翻訳者:前田君江 )
( 記事ID:3220 )