サウジ国王、40年ぶり訪土:経済分野で「戦略的パートナーシップ」目指す(Radikal紙)
2006年08月09日付 Radikal 紙

 トルコは40年ぶりにサウジアラビア国王を迎えている。昨日アブドッラー国王はアンカラに到着した。今回の公式訪問中に締結される協定によって、両国に新たな経済交流が実現する。また、レバノン危機のため緊急に解決が呼びかけられた。

 22人の閣僚と官僚幹部を含め300人の代表団を引き連れてやってきたアブドッラー国王は、大統領官邸でアフメト・ネジュデト・セゼル大統領に21回の礼砲とともに迎えられた。アブドッラー国王は滞在先のホテルでターイップ・エルドアン首相を招きいれた後、セゼル大統領の官邸で催された晩餐会に参加した。

 エルドアン首相に「あなたは中東で先駆的な政策を始めようとしている」とのメッセージを伝えたアブドッラー国王は、大統領官邸で行われた会談でも、サウジアラビアはトルコと同様に文明国間の対話を信頼していること、レバノン・パレスチナ問題に対し早期の解決を望んでいること、中東の核兵器根絶を支持していることを述べた。アブドッラー国王は「国際社会がリスクのないバランスの取れた、先見性のある政策を実施することが必要だ。ここのところレバノン国民がさらされているイスラエルによる攻撃は、世界がどれほど危機に瀕しているかという最大の証拠である」と語った。

■セゼル大統領から協力の呼びかけ
セゼル大統領はテロと核兵器拡散の脅威が中東地域に不安定性というリスクを生み出していると語り、解決策が50年間も見出せていないことに遺憾の意を表明した。セゼル大統領はまた、今回の訪問は、この微妙な時勢下にあってまさに正鵠を射ているとし、次のように話した。「イスラエル・パレスチナ問題を早急に解決することが望まれている。暴力と紛争がパレスチナを超えてレバノンへ広がることにわれわれは不安を感じている。イラクでも安定は守れていない。中東地域における発展は相互協力が必須である。憎しみと嫌悪がより広い地域へ広がってしまうのか、あるいは良識が勝り平和のうちに共存できる環境がつくられるかだ。

■経済分野で「戦略的パートナーシップ」
アンカラ政府はこの訪問でサウジアラビアとの「戦略的パートナーシップ」時代を迎えた。5つの協定と1つの協約に署名した両政府は、新たな投資のため相互協力を決定した。トルコは、署名される「相互投資の促進」協定により、サウジ資本のトルコ投資に対する消極的姿勢を解消することを目的としている。

アラブ資本が投資を希望する分野は、まず医療と観光である。両国が署名する2つの協定により、投資家らにはこの分野における投資に後押しと保証が与えられる。外国の医療施設でのトルコ国民以外の医師の勤務に関する制度は、すでに政府によって整えられている。投資促進協定によってサウジ資本家にとって適切な環境が保証される。両国間での二重課税予防協定も署名される予定である。


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( 翻訳者:塚田真裕 )
( 記事ID:3224 )