レバノン攻撃に7人の知識人から抗議文(Radikal紙)
2006年08月09日付 Radikal 紙

 レバノンで何十万人という犠牲者を出しているイスラエルの攻撃は、様々な批判の中いまだ続いている。トルコの7人の知識人によってまとめられた声明文は今月15日まで署名を求めて公開されている。

■7人の知識人による反戦共同声明
・我々は、アメリカ・イギリス・イスラエルからなる同盟の帝国主義的、植民地主義的、攻撃的な政策の責任者であるブッシュ氏、ブレア氏、オルメルト氏に以下の理由より強く抗議する。
・殲滅戦、占領、故意の集団殺人、子供や市民の意図的な殺害、これら全ての罪を彼らは犯していること。
・アフガニスタンやイラクにおける失敗に加え、今回パレスチナおよびレバノンの人民を攻撃したこと。そしておそらくはシリアとイランまでも攻撃する準備をしていること。
・あらゆる人道的良心に背き、その行動は野蛮そのものであること。

■以下の者たちにも責任がある
・基本的人権の最たるものである生存権を無視し、国際条約を踏みにじり、人道に対する罪を犯したアメリカ、イギリス、イスラエルの集団的および個人的責任を担う全ての構成員、顧問、官僚、文民、軍人たち、
・このような攻撃を阻止しなかった立法機関および司法機関、
・民主的監視によって、彼らを抑制せず罪に問わなかった世論(大学機関、メディア、知識人、労働者、国民)、
・この不法行為、暴力、攻撃を積極的ないし消極的に肯定し、共謀・協力してきた国連および世界各国は、今回の出来事に重大な責任を負っている。

■我々は以下のことを要求する
・この残忍な行為の即時停止。
・人道に対する罪を犯しているブッシュ氏、ブレア氏、オルメルト氏が、
・この犯罪行為に加わった全ての国の政権および官僚が、
・国際人権裁判所で良心と歴史の前に裁かれ、自国の国民による法的かつ民主的な手段・判断によって免職され、罰を科されることを要求する。

■我々は宣言する
我々は今非常に危機的な段階にいる。
何百年もの間に積み重ねられてきた人間性をまったく無視した、攻撃的、植民地主義的、軍事主義的な行為は、この惑星の今日および将来を脅かしている。
我々はこのような暴力に屈し、大量虐殺に加担することを断固として拒否する。
我々はよりよい世界を信じている。だからこそ、抵抗を続ける。

■呼びかけ人
ペリハン・マーデン、アイシェ・ギュル・アルトゥナイ、ラティフェ・テキン、ゼイネプ・チャーラヤン・ガンベッティ、ユルドゥルム・トゥルケル、コライ・チャルシュカン、タハ・パルラ



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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:3225 )