ファーティフ橋で徐行するデモ(Radikal紙)
2006年09月13日付 Radikal 紙

イスタンブル市民は注意!明日は、イスタンブルの交通に大混乱が起きるだろう。今日、KESK(公務員組合連盟)に所属する建設・道路労働組合のメンバーが「人間的に暮らしていける賃金と労働協約締結」の要求を掲げ、労働を緩和させるデモを実施する。デモは、ファーティフ橋(訳注:ボスフォラス海峡両岸を結ぶ橋。1988年完成。)で午後3時に始まる予定だ。ボスフォラス大橋(訳注:ボスフォラス海峡両岸を結ぶ橋。1973年完成。)と高速道路の方では、デモの効果を高めるために、交通量の多くなる時間帯が選ばれる。

イスタンブルにおいて実施されるデモの計画によると、KESKのイスマイル・ハック・トンブル議長と建設・道路労組のベドリ・テキン委員長が、チャムルジャ料金所およびファーティフ橋に勤務する人々の元を訪れる予定だ。デモの目的を説明するビラが、通行中の運転手に配布される。運転手に向けて、ビラでは、料金所職員の労働条件についてしばし考えること、理解をもってデモに相対することが、求められている。また、デモに対するイスタンブル市民の支持も求められている:
「高速道路と橋の通行料値上げに反対し無料化を望むイスタンブル市民におかれては、通り道ではない場合でも、特に午後3時半にファーティフ橋を渡ること、そして、徐行運転を行って私たちにご支持くださることを望みます。」

■「通行料は無料化されるべき」
料金所の職員は、約650-700新トルコリラの賃金で、命と健康を脅威にさらす諸条件のもと働いており、10-12時間の交代勤務のために家族にも会えないと語る建設・道路労組のベドリ・テキン委員長は、デモでの要求について以下のように並べた。
「高速道路と橋の通行料の無料化、サービス部門で働く人々および同一の仕事に携わる他の組織の人々との間の賃金格差の撤廃、人間的に暮らすことのできる水準への賃金引上げ、速やかに労働諸団体との労働協約交渉の席につくこと。」


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( 翻訳者:高田 利彦 )
( 記事ID:3511 )