バチカン、ローマ法王のトルコ訪問時の警備強化を要請(Milliyet紙)
2006年09月23日付 Milliyet 紙

バチカンは、ローマ法王ベネディクト16世が11月末に行うトルコ訪問に関して、トルコ側に安全確保の徹底を要請した。

ドイツで法王が行ったスピーチのなかで、預言者ムハンマドについて述べたことがイスラム世界に反発を招き、バチカン側は心配をつのらせている。バチカン当局に近い情報筋は、バチカン関係者がベネディクト16世のトルコ訪問に関して、トルコ政府による徹底した警備体制の確約を望んでいることを明らかにした。
 
 専門家らは、法王のトルコ訪問に関する心配が取りざたされているのは、中東の一部のテロ組織がインターネットを通じて報じた脅迫メッセージも影響していると指摘する。1981年にヨハネパウロ2世暗殺未遂事件の発砲犯メフメト・アリ・アージャの手紙が最近、ヨーロッパのメディアにとりあげられたことも、法王の安全面に不安を広げていると指摘されている。


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( 翻訳者:林 奈緒子 )
( 記事ID:3562 )