イラン大統領:アメリカの対応が変われば、あらゆる話し合いが可能になるだろう-ハムシャフリー紙
2006年09月25日付 Hamshahri 紙

【政治部】イランのマフムード・アフマディーネジャード大統領は、ワシントンポストのインタビューに答え、アメリカ政府関係者の態度について、「彼らは自分たちこそが世界の支配者であると思い込んでいて、そのような話をしており、我々と面会しているときですら、上から見下ろすような態度をとっている。もし、こうした態度が改められれば、あらゆることについての話し合いが可能になるだろう」と述べた。

インタビューの中で、大統領は、アメリカとの関係正常化に向けた動きはイランにとって利益になるか、との質問に答えて、「我々はあらゆる(国)と対話を持つことに前向きである。対話は、脅しや衝突よりも非常によい手段であると確信している。現在も多くの国と対話を行っている」と語った。続けて「以前に述べたようにアメリカも例外ではない。しかし、アメリカ政府の一部は、適切な状況を整えず、建設的な話し合いの機会を無くしてしまう」と述べた。

さらに、アメリカに期待することは何か、また逆にアメリカのために何が出来るかとの質問に対し、「私はブッシュ大統領に宛てて詳細に渡って記した友好的な書簡を送っている。私が、ブッシュ氏に対応やアプローチを変えてほしいというときは、私の意図は、まさにそれ以上でも以下でもない。アメリカの一部の政府関係者によるこうした対応、アプローチが、多くの事柄を破壊している」と述べた。

最後に大統領は、「アメリカ人は、イランを革命前の王政の時代-アメリカの操り人形であった時代-に戻したいと考えている。しかし、それは過去のことであり、決して戻ることはない」と語った。

(イラン学生通信が同インタビューの全文を掲載している)



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( 翻訳者:關岡 敦子 )
( 記事ID:3575 )