英ウィンザー城にイスラーム礼拝所設置される~ラマザン期間中(Hurriyet紙)
2006年09月30日付 Hurriyet 紙

英女王エリザベス2世が最もよく利用し、1年の大半を過ごす住居のうちのひとつであるウィンザー城内のひと部屋が、城で働くイスラーム教徒がラマザン(断食)月のあいだ使うことができるように、イスラームの礼拝所として模様替えされた。

ナギナ・チョウダリーさんは、城内の公開箇所を見学する旅行者相手の小さな売店で働いている。彼女はラマザン期間、気兼ねなく礼拝できるようにしてほしい嘆願し、それを聞き届けた女王は、城内のサクソン塔と呼ばれる場所にあるひと部屋をチョウダリーさんに使わせることに承諾したことが、明らかにされた。

19歳のチョウダリーさんは、自分がウィンザー城で礼拝する最初のイスラーム教徒となることに気分がとても高揚すると述べ、「いつもとは異なる気持ちで礼拝します。だって、ここで礼拝をするのは、私が初めてだってわかってるから」と述べた。

チョウダリーさんは、女王が自分のために部屋を用意すると決めたことにとても驚いたとし、「最近はイスラームやイスラーム教徒に対する偏見があります。それに、城内で働き始めてまだたったの2ヶ月しかたっていないんです。にも関わらず、皆さん私のために力を尽くしてくださったのです」と話した。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:古瀬 由加里 )
( 記事ID:3604 )