アフマディーネジャード大統領:アメリカは世界最大の検閲者である シャルグ紙
2006年09月02日付 Sharq 紙

2006年9月2日付 シャルグ紙2面

[政治部]
 マフムード・アフマディーネジャードはアメリカ政府を世界最大の検閲者と呼び、アメリカ国民にさえ世界の現実のニュースを知ることを許していないと述べた。大統領は西アゼルバイジャン州への視察旅行の2日目にこの発言を行い、ジョージ・ブッシュとの会談の提案にも触れて次のように述べた。

 「このような提案をしたのは、様々な国際的問題についてそれぞれの見解を双方から述べ合い、世界の人々がはっきりと自覚したうえで、これらの見解について判断することができるようにするためである。だが自由で公正な討論を自任する者たちは、この提案に反対している。」

 アフマディーネジャードは金曜日にマークーの人々に対して演説を行い、会談に対してアメリカが反対する理由について、次のように表明した。

 「アメリカ国民は、人前に示すような論理的思考など全く持ち合わせていない。彼らはイランの論理的な議論の前では弱く、それに対して負けることを恐れている。彼らはおそらく、1回の自由討論で自分たちの罪や違反が明らかになることや、世界の諸国民が、平和や友好、人権保護、自由、民主主義という彼らのマスクの後ろに、野蛮で暴虐的で専制的な顔が存在することに気づくことを心配しているのだ。彼らは自分たちの本当の顔が諸国民に明らかになるのを恐れているのだ。」

 「アメリカは国内の報道さえ隠している。その一例は、何万人という人々が命を落とし、家を失ったアメリカの南東部でのハリケーンの際の報道であるが、その何百倍というイラクの人々が殺され、負傷している。だが彼らはイラクで殺されたアメリカ人についての報道も人々の耳に入ることは許さず、国民に嘘の報道を与えている。この検閲行為は、レバノンへの卑劣な攻撃についても繰り返された。」

 またアフマディーネジャードは[アメリカやイギリス等の]列強に対して、「検閲行為はある程度のあいだ、あなた方の保身に役立つかもしれないが、アメリカ国民はいずれインターネットや衛星放送、その他のネットワークを通じて真実を知ることになるだろう」とも語りかけた。


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( 翻訳者:下山伴子 )
( 記事ID:3409 )