ハータミー前大統領、ケリー上院議員とダボスで会談 ジャーメ・ジャム紙
2007年01月27日付 Jam-e Jam 紙

 AP通信は、スイスのダボスで開かれた世界経済フォーラムについて報じ、モハンマド・ハータミーが、ジョージ・ブッシュと選挙を戦ったジョン・ケリーと会談した模様を伝えた。

 さらに、アメリカの同通信社は、「ハータミーとジョン・ケリーは、世界経済フォーラムでのブッシュ米大統領の外交政策批判につづき、ダボスで意見交換を行なった」と報道した。

 マサチューセッツ州の民主党上院議員であり、2004年大統領選でブッシュの対抗馬であったジョン・ケリーは、ダボスでの会談でブッシュ米大統領の外交政策を批判し、「ブッシュ外交は、アメリカが国際社会で孤立しかねない結果を招いている」と述べた。

 これに先がけて、わが国の前大統領であるモハンマド・ハータミーは、ダボス経済フォーラムにおいて、イラン政府の核開発計画をめぐるアメリカとイランの緊張緩和のため、平静と自制を求めていた。

 ハータミーは、アメリカ側に状況の改善にむけて行動することを求めるとともに、我々には忍耐と理解が必要であり、過度に感情的になるべきではないと述べた。

 ハータミーは同時に、イランとシリアがイラク問題の解決に乗り出すことについて述べ、[ベーカー元国務長官らを中心とする超党派の]「イラク研究グループ」の提言を支持しながら、「対決ではなく、イランとシリアとの協力と対話がアメリカにとっても、より有益である」と語った。

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( 翻訳者:南龍太 )
( 記事ID:10029 )