ギュル外相、米国訪問 ―難問山積
2007年02月04日付 Hurriyet 紙

ギュル外務大臣は、今日はじまるワシントン・ニューヨークを含むアメリカ訪問の間、チェイニー副大統領、ライス国務長官、ハドリー国家安全保障担当大統領補佐官、両院の多数の議員、ユダヤ教徒ロビイストの代表者と会う予定である。いわゆるアルメニア人虐殺問題が持ち出されることが確実な、下院のペロシ議長とギュル外務大臣が会うかどうかは、まだ明らかになっていない。ギュル外務大臣は2月9日までの訪米中アメリカ政府が注目する問題に関して、彼の見解を機内で以下のように語った。

ブッシュ大統領は、PKK(クルド労働者党)問題に対する我々の期待を把握している。

PKKとの戦いに関して我々がアメリカに期待しているものは沢山ある。何故ならイラクを支配しているのは、アメリカだからだ。他の様々なテロ集団と戦う一方、PKKとも戦う必要がある。アメリカ大統領をはじめ、すべての人がこのことに気づいている。この点から我々の期待はより高まった。私は、期待が裏切られないことを望んでいる。私はこの枠組みの内で見ている。この私の話も適当には話していない。この件に関し、これ以上話すことは、事の本質でないし、必要でもないし、ふさわしくない。

いわゆるアルメニア人虐殺

トルコのいくつかの関係筋の中に、「トルコはこの問題を不本意ながらも受け入れた。もはやすることは何もない。」といった雰囲気があるのを私は感じている。しかし決して我々はこのような状況にない。この主張が通用することがどれほど間違いとなるかを、もちろんアメリカの議員たち、そして多くの重要人物に説明するつもりだ。政府はこの問題に、そもそも反対している。間違いなくアメリカ人の議員たちも十分理解してくれるだろう。

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( 翻訳者:丹羽貴弥 )
( 記事ID:10083 )