トルコは眠れる獅子
2007年02月14日付 Yeni Safak 紙

国際的企業の幹部200人の見解によって作成されたアーネスト アンド ヤング(訳注:以下、E&Yと略す)インターナショナルの報告書で、「トルコは眠れる獅子」と位置づけられた。

投資家のトルコへ向けられた関心が証明された。トルコは、昨年200億ドル(約2兆3844億円)の直接投資を呼び込んだが、E&Yの2006年度南東ヨーロッパ投資関心調査では、「トルコは眠れる獅子」と位置づけられた。E&Yトルコ社長のオスマン・ディンチバシュ氏、E&Yギリシャ パートナーのポール・ジャトゥシアピス氏、E&Yフランス パートナーのマルク・レルミット氏が参加した会議で発表された同報告書では、トルコ政治の安定の確保とヨーロッパの経済基準への適応の重要性も強調された。報告書は、世界上位200社の企業幹部との電話インタビューで作成された。トルコは、南東ヨーロッパ地域で投資家の関心を集めた最も魅力的な国の上位3カ国に位置したが、そのトルコのイメージをキャンペーンで向上させる必要性が指摘された。

■評判に対するボーナス無し
会議でE&Yトルコ社長のオスマン・ディンチバシュ氏は、外国人は国内市場における悪循環を考慮しておらず、外国人投資家は中・長期的展望に立っており、楽観的見通しを持続している、と述べた。E&Yフランス パートナーのレルミット氏の、投資家はトルコを第2番目に魅力的な国とみているが、トルコは人件費、社会環境、安定性の面で遅れている、との指摘も注意を引いた。

■輝かしい未来がある
調査によれば、トルコは外国人投資家の認知度の点からは第1位(49%)になった。トルコはEU加盟国ではないが、投資家の59%はトルコの将来は輝かしいと述べた。2005年度のアンケートではトルコは含まれていなかったが、投資家はトルコを選択した。このため、報告書ではトルコと共にルーマニア、モルドバ、ギリシャ、ブルガリア、セルビア等の他の南東ヨーロッパの国々も加えられた。

■トルコの外国でのイメージは、実際の投資状況よりもずっといい
E&Yギリシャ パートナーのポール・ジャトゥシアピス氏は、投資家が認識する南東ヨーロッパで最も魅力的な国の第1位はルーマニア(58%)だが、トルコが第2位(49%)につけたと明らかにした。また、第3位以下はギリシャ(48%)、ブルガリア(44%)、セルビア(26%)が続いた。ジャトゥシアピス氏は、トルコは直接投資における投資状況が第3位、国家イメージは第2位であり、つまり第1位のルーマニアのイメージに続くと強調し、「ルーマニアにはよいイメージがあり、投資状況がこれを反映しています。トルコは、イメージはよいのですが投資状況には反映されていません」とコメントした。同氏はまた、「御社は南東ヨーロッパでも事業展開する予定ですか?」との質問には、200社のうち65社が、「はい」と答えたと述べた。また、「どのような形態での投資を考えていますか?」という問いに対しては50%の企業が南東ヨーロッパで子会社の設立を検討していると述べた。

■イメージアップのためのキャンペーンを始めよ
E&Yフランス パートナーのレルミット氏は、トルコが2001-2005年に南東ヨーロッパ地域への外国投資のうちわずか20%を自国に呼び込むことができたと述べ、投資家はトルコの政治の安定とEU基準への適応の問題でデリケートになっていると強調した。レルミット氏は、3年以内に南東ヨーロッパ地域に投資する企業の59%がトルコへの投資を検討していると述べた。

■外国人はトルコを認識している
E&Yトルコ社長のオスマン・ディンチバシュ氏は、トルコは西側ビジネス界における輝ける星であり、投資家が注意深く見つめていると述べた。また、「我々はわが国の将来を自分たちで塞いでしまっています。外国人はこの点で我々よりもより冷静に現状を観察し、中・長期計画を作ることができるのです」と語った。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:10172 )