「ムクタダー・サドルはイランにはいない」:外務報道官
2007年02月18日付 Hamshahri 紙

【ハムシャフリー・オンライン】イラン外務省は、ムクタダー・サドルはイランにはいないと表明した。

 セイエド・モハンマド・アリー・ホセイニー外務報道官は日曜日(2月18日)、記者会見の席上で、ムクタダー・サドルがイランにいるのではないかとの噂はプロパガンダ・策略に過ぎず、この件に関して言われているさまざまな主張にはまったく根拠がないと述べた。

 ホセイニー報道官はさらに、このような噂はイランに一層の圧力を加えるために、アメリカがイラクで行っている心理戦に過ぎないと強調した。

 またこの記者会見で、イラクでのテロで使われている兵器はイラン製である、またザーヘダーンで起きたテロに使用された兵器はアメリカ製であるとの非難を、イランとアメリカ双方がここ最近応酬しあっていることについて、質問を受けたホセイニー報道官は次のように述べた。「アメリカは誤った仮説をこしらえ、それに基づいてイランがイラク情勢の不安定化に関与しているとのプロパガンダを流布した後になって、このことを示す証拠は何もないなどという結論を自ら公表している有り様だ」。

 ホセイニー報道官はさらに、「要するに、アメリカ軍が言っているようないい加減な事柄は、アメリカの軍関係者・政府関係者にとってすら信用の置けないものだった、彼らを納得させることのできるようなものではなかった、ということだ」と述べた。

 外務報道官は、このようなアメリカ側の主張にはまったく根拠がないとした上で、ザーヘダーンで最近起きたテロ事件に言及、同事件への〔外部の〕関与を窺わせる一部犯人の自供について、「これらの自供は、外国人がテロ事件の立案・骨格作りに役割を果たしていたことを物語るものだ。この件については、治安維持軍などの治安関係者が現在調査中である」と述べた。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:10215 )