第19回トルコ・イラン合同経済委員会会合開催
2007年02月21日付 Yeni Safak 紙

イランのモッタキ外相は、アンカラに対し熱いメッセージを送った。
モッタキ外相は、イラン・トルコ間に解決できない問題はないと述べた。また、両国は、さまざまな国際組織でかなり活発な役割を果たすことができると話し、核エネルギー生産の協力を望むと語った。

■イランは国内産業保護の割合が高い
第19回トルコ・イラン合同経済委員会会合が昨日(20日)アンカラで開催された。同会合で、イラン側はマヌーチェフル・モッタキ外相が代表を務めた。キュルシャド・トゥズメン国務大臣は、トルコ・イラン間の2006年度の貿易額は前年比52%増、金額で60億から70億ドル(7300億円から8500億円)と増加したが、トルコの貿易相手国の中ではイランは第4位であったと述べた。同大臣は、「非常に満足できる結果とはいえません」と語った。

トゥズメン国務大臣は、トルコがイランに対して行った工業製品の平均保護率は4%以下であるが、イランがトルコ製品に対し適用した一定の部門における平均保護率は非常に高いと指摘した。同大臣は、この問題でイラン側の対応が待たれると述べた。

■全ての問題を解決する

イランのモッタキ外相は、イラン・トルコ間に解決できない問題はないと述べ、2007年度の貿易額は100億ドル(約1兆2千億円)に達することが望まれると話した。また、両国がさまざまな国際組織でかなり活発な役割を果たすことができると話し、今後、テクノロジー・平和目的の核エネルギー利用のような、国際秩序に関する分野での共同作業を提案した。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:10228 )