エルドアン首相、イラクの3女性への死刑執行停止を求める
2007年03月03日付 Hurriyet 紙

タイイプ・エルドアン首相は、イラクで本日(3月3日)死刑が執行されることになっている3人の反体制派の女性たちのため、いよいよ乗り出すことになった。

昨日電話会談を行ったイラクのマーリキ首相に対し、エルドアン首相はヴァッサン・ターリブ(31歳)、ゼイネプ・ファズィール(25歳)そしてリカ・ムハンメド(26歳)らに公正な裁判がなされなかったことに関し懸念を表明し、このため現在バグダッドのカドミエ刑務所に収監されている3女性への死刑執行が停止され、調査書類が新たに調べられることを希望すると述べた。マーリキ首相も3人の若い女性の調査書類を調べなおさせると明言し、この問題に関心を寄せていくことを約束した。ターリブは5人の警官を殺害し、ファズィールはアメリカ人の巡視官らに攻撃を仕掛け、ムハンメドはある人物の誘拐事件に絡み、イェシル・ハットで一人を殺したために罪に問われ、死刑判決が下された。この間ムハンメドは刑務所の中で子どもを生み、ターリブも刑務所の中で3歳の子どもと一緒に収監されていることが、以前明らかとなっており、いくつかの女性人権団体が立ち上がり、死刑執行停止のキャンペーンを始めていた。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:石丸由美 )
( 記事ID:10311 )