イラン国防相、シリア大統領と会談
2007年03月11日付 Jam-e Jam 紙

 モスタファー・モハンマド・ナッジャール国防相(准将)は日曜日、ダマスカスにあるアッ=シャアブ大統領宮殿にて、シリア大統領・最高軍司令官と会談した。

 ハサン・トゥルクマーニー・シリア国防相(中将)、及びモハンマド・ハサン・アフタリー駐シリア・イラン大使も同席したこの会談で、両者はイラン・シリア両国の共通の関心事や、国防を初めとするさまざまな分野での協力のあり方について、話し合った。

 我が国の国防相はこの会談の中で、イラン大統領からシリア大統領に宛てた親愛なるメッセージを伝えた上で、「イランとシリアの防衛協力関係は戦略的に重要であり、地域の平和、安定、安全に寄与している」と語った。

 同国防相はまた、「イラン・イスラーム共和国は、シリアの大いなる国力を自らの国力と一体であると考えており、また両国間の防衛協力関係の強化・発展は、敵の脅威に対するイスラーム世界の力の増強として理解している」と強調した。

 ナッジャール司令官はさらに、両国の防衛協力関係の流れはますます拡大しているとした上で、地域協力のあり方、及び地域自前の安全保障の構築にとって模範となっていると指摘した。

 他方シリア大統領は、イラン・シリアの二国間関係が高いレベルにあることを歓迎した上で、あらゆる分野、特に国防・軍事分野での関係の深化・拡大の必要性を強調した。

 バッシャール・アサド大統領はまた、地域の平和、安定、安全の強化においてイラン・シリア両国は重要かつ決定的な役割を果たしているとした上で、両国の協調・協力関係の継続の必要性を呼びかけた。

 イラン国防相は金曜日夜、トゥルクマーニー・シリア軍総司令官代行兼国防相の招きで、3日間の日程で公式訪問したイラン高官一行の団長として、ダマスカス入りした。

 同訪問の終わりには、イラン・シリア両国間で防衛協力協定が結ばれる予定となっている。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら
関連記事(シリアのアサド大統領がイランを訪問:アフマディーネジャード大統領と会談)

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:10377 )