イラン人参詣者ら、アルバイーンのためにイラク・カルバラーに殺到
2007年03月06日付 Iran 紙

【社会部】イマーム・ホセイン殉教40日目の喪明けの儀式アルバイーンを5日後に控え、多くのイラン人参詣者が、集団あるいは個人で、アバー・アブドッラー・ホセイン閣下の聖廟を参詣し、哀悼の儀式に参加するためイラクへ出発した。その一方で参詣事務所は、イラク国外から同国へ流入する参詣者数の増加を理由に、一切の新規受付・登録を停止している。

 本紙記者の取材によると、イラクにあるアタバート〔ナジャフ、カルバラー、サーマッラー、カーズィマインのシーア派4大聖地を指す。イマーム・ホセインの聖廟はカルバラーにある〕を管理するある当局者は、イラン人参詣者の安全確保と、彼らへの適切なサービスの提供のために、イラン・イラク両当局は、ホセイン殉教40日忌アルバイーンの儀式に参加する目的でイラクへ出発するイラン人巡礼者の数を、一日あたり1200人とすることで一致したと述べた。

 この当局者はさらに、次のように加えた。「これから数日の間に、カルバラーへのイラン人参詣者の数は増えると予測される。このため、殉教者の長イマーム・ホセイン閣下のアルバイーンの儀式に参加する目的で、家族連れあるいは個人で不法にイラクに入国するのは控え、巡礼参詣庁が認可している参詣事務所を通じて入国するよう、全ての同胞にお願いする」。

 〔中略〕

 宗教聖地再建へ政府が50億トマーン(約6億5千万円)援助

 アタバート(シーア派聖地)再建本部の発表によると、今年の第3四半期〔西暦では2006年9月下旬から12月中旬までを指す〕において、聖廟再建のために15の州〔イランは30州からなる〕から15億トマーン(約2億円)以上が送られたという。同様に政府も、宗教の聖地・無謬なるイマームたちが眠る聖廟再建への人々の支援を加速させ、強化するために、総額50億トマーンを支出している。
〔注:原文では500億トマーンと記述されていたが、上記見出しと異なるため、50億トマーン、あるいは500億リヤール(1トマーンは10リヤール)の誤りであると判断した〕

 メフラーン=ザルバーティーヤ国境地域に参詣者ら殺到

 イマーム・ホセインの40日忌アルバイーンに参加する目的で、イラク国内の諸都市や他のイスラーム諸国からカルバラーに来る参詣者は200万人以上に上るというカルバラー州当局の予測を受け、イラク政府当局は、外国からの参詣者数を制限することを決定した。

 このため、現在悪天候にもかかわらず、イラン人参詣者の多くが、メフラーン=ザルバーティーヤの国境地帯に殺到、この国境地域からイラクへの入国を試みていると言われている。
〔注:メフラーンはイラクとの国境に接している、イラン西部イーラーム州の都市。ザルバーティーヤはメフラーンに対面しているイラク側の国境の町〕



関連記事
アーシューラー:午後の礼拝でイランの人々の悲しみは頂点に
特集:続くイラン人参詣者のイラク密入国

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:真塩和也 )
( 記事ID:10390 )