売春斡旋、1万枚の名刺を印刷
2007年03月16日付 Milliyet 紙

アンタリヤ県アランヤ郡で3月12日、警察庁の密輸・組織犯罪課捜査班の掃討作戦によって、麻薬取引、人身売買、歴史的遺物密輸を行ったとされる女性3人を含む28人からなる暴力団が壊滅した。暴力団構成員の自宅と職場で行われた捜査によって拳銃と麻薬に続き、売春を斡旋する下着姿の女性の写真が掲載された1万枚もの名刺が押収された。名刺には、「ナイト・ローズ」や「24時間営業」といった文面が注意を引いた。捜査班は、2ヶ月もの間進めてきた捜査の結果、麻薬売買、人身売買、遺物密輸を行っている暴力団構成員に対し、3月12日、作戦名「ハンター」を行った。
アランヤ郡を中心にガズィパシャ、メルスィン、ハタイを含むそれぞれの場所で、同時に作戦を実行し、女性3人を含む、計28人からなる暴力団を壊滅させた。掃討作戦によって、暴力団の首領であるとされるサリ・K(35歳)はじめ、ユクセル・S(39歳)、シュクリュ・S(36歳)、ケリム・D(32歳)、エカテリーヌ(35歳)、ムスタファ・T(22歳)、ケリム・Y(37歳)、スレイマン・Y(33歳)、メスト・K(33歳)、アイヌル・A(31歳)、スレイマン・Z(36歳)、シャキル・K(27歳)、ネジップ・S(46歳)、アフメト・O(28歳)、ムラト・T(58歳)、スレイマン・E(46歳)、メフメト・アリ・C(19歳)、メフメト・K(44歳)、メフメト・K(29歳)、ハサン・A(29歳)、ヌマン・N(22歳)、サビレ・S(42歳)、アリ・K(43歳)、アリフ・G(38歳)、ギョクセル・F(40歳)、スレイマン・S、ハリム・K、タイフン・Cらが逮捕された。
容疑者の自宅、職場で行われた捜査によって、ライセンスのない拳銃4丁、猟銃4丁、埋蔵物探査機1体、エクスタシー5キロ、大麻種子2キロ、大麻樹枝200本、ほか歴史的遺物に関する写真16枚を押収した。暴力団らはメルスィンとハタイで歴史的遺物の密輸を行おうとしていたことが判明した。

■名刺を持った売春婦
 一方、売春斡旋関連では、下着姿の女性の写真が掲載された名刺が約1万枚、鞄の中から見つかった。赤、ピンク色の名刺には、ブルネットやブロンド髪をはじめ、女性2人の写真が使用されていた。名刺には、「ナイト・ローズ」、「24時間営業」といった広告があり、携帯電話の番号も同時に掲載されていた。外国籍の女性らのパスポートも数多く押収された。また、暴力団がわなを仕掛け、暴行や拷問を行った被害者に対し恐喝を目的とする写真類が収められたCDも発見された。今朝方、アランヤ裁判所に連行された暴力団リーダーのサリ・Kは、報道人に対して暴言を吐き、暴れた。報道陣に対して暴行を働いた暴力団リーダーを沈静化させるのに時間を要した。裁判所に入るのを拒んだサリ・Kであったが、強制的に裁判所へ連行された。他の容疑者らも裁判所に連行された。

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( 翻訳者:稲葉毅 )
( 記事ID:10422 )