キルクーク-ハイファ間の石油パイプラインが拡張工事へ
2007年03月17日付 Cumhuriyet 紙

イラクのクルド自治政府は、キルクーク-ユムルタルク(トルコ南部・地中海側の都市)間の石油パイプラインを稼動させないための工事を速やかに完了させようとしている

クルド自治政府とイスラエルは、キルクークの石油をハイファ(イスラエル北部・地中海側の都市)に輸送するパイプライン拡張のため開始した工事の一環として、パイプラインの通るルートを発表し、「本体工事プロジェクト」が終了したことを明らかにした。新パイプラインは、イラクの領内で旧ラインよりさらに短いルートをとることになると発表された。新ラインの完成によって、500万立方メートルである年間の供給量は、1千500万立方メートルを越える予定である。

イラク筋によれば、56年使用されていなかったモースル-キルクーク-ハイファ間の石油パイプラインに関する工事は速やかに完了しつつある。クルド自治政府がパイプラインの拡張に関する「本体工事」を終えたと述べている。

パイプラインのキャパシティは、当初の段階では1千500万立方メートルと予定されていたが、その後2千万立方メートルになると見積もられたことが明らかにされた。新ラインが稼動することで、キルクークの石油のまず42%、後には50%近くを、イスラエルを経由して市場に出すことが目標とされている。

自分たちはイラクで自治権を持っていることを強調するクルド政府は、特に石油問題においてトルコの独占を排除するために、様々な努力をしている。旧パイプラインの復旧はキルクーク-ユムルタルク・パイプライン輸送に大きな打撃を与えることになるが、まずは修復された箇所から石油輸送が開始され、当初はイラク国内で使用されるとのことである。

工事は、2008年末までには完成する予定であるとしている。その結果モースル-キルクークにおける年間の石油産出量の半分ほどが、ハイファ・ラインによって地中海に輸送されることになる。この状況は、欧州にとってのジェイハン(訳註:トルコ南部・地中海側の港。2005年に開通したカスピ海の原油を運ぶBTC(Baku-Tbilishi-Ceyhan)パイプラインの拠点の一つ)の石油港としての特性を低下させるだろう。

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( 翻訳者:幸加木 文 )
( 記事ID:10424 )