イギリス人女性兵士告白:「私たちはイラン領水内で逮捕されました」
2007年03月29日付 Iran 紙
右「彼らはとても暖かく私たちに接してくれました。これは彼らのホスピタリティの精神を物語るものです」 左上「彼らは私たちが逮捕された理由を説明してくれました。彼らに暴力的な振舞はありませんでした」
右「彼らはとても暖かく私たちに接してくれました。これは彼らのホスピタリティの精神を物語るものです」 左上「彼らは私たちが逮捕された理由を説明してくれました。彼らに暴力的な振舞はありませんでした」

【政治部】イギリス海軍F99艦隊所属のイギリス人兵士フェイ・ターニー(Faye Turney)さん(女性)は、イラン領水内に立ち入ったことを認め、この件について謝罪した。

 イラン国営放送は昨晩、拘束されたイギリス人水兵の映像とともにターニーさんのインタビューを放映、その中で彼女は「私たちは自らの行為を、残念に思っております。イラン人国境警備兵らは私たちに対し、極めて人間的かつ友好的に接してくれました」と付け加えた。

 ターニーさん(26歳)はシュロップシャー州シュローズベリー市出身で、イギリス海軍には9年間の勤務経験がある。彼女はさらに、「私たちはイラン領水内で逮捕されたことを、明確に表明いたします。イランの部隊も、このことを私たちにきちんと詳しく説明してくれました」と強調した。

 このイギリス人海軍兵士はまた、「逮捕されてから今まで、私たちに対するイラン人の振る舞いは、大変親切で友好的でした。このことは、彼らのホスピタリティを示すものです」とも述べた。

 ターニーさんは、家族に手紙を送り、自分も含めたイギリス人兵士はみな健康であると伝えている。彼女はまた、この手紙の中で、逮捕された理由とその様子について説明し、イラン領水に立ち入ったことについて後悔の気持ちを表明している。

 この手紙は昨日、ジェフリー・アダムズ在イラン英大使がイラン外務省の当局者と会談した際、手渡された。

 イギリス人海軍兵士ターニーさんは、両親に宛てた手紙の中で、イラン軍の友好的・人道的振る舞いを伝えた上で、このことについて感謝の意を表明している。彼女はまた、イラン国民、イギリス国民、及びイギリス下院議員にも、それぞれ〔公開〕書簡を書いている。

 他方、イラン・イスラーム共和国は人道的措置として、このイギリス人女性兵士を釈放する予定であると表明した。

 イギリス人兵士15名は先の金曜日、違法にイラン領水内に入った後、イラン国境警備兵らによって拘束された。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:10511 )