今年のディーヤ(血の賠償金)の額、3億5000万リヤールに決定
2007年03月29日付 Hamshahri 紙

【ハムシャフリー・オンライン】司法相は全国の司法機関向けに発出した通達の中で、イスラーム刑法第297節第1項に基づき、1386年〔2007年3月21日〜〕のディーヤ(血の賠償金)の額を、満額で3億5000万リヤール〔約440万円〕にすることを発表した。

 政府広報評議会事務局はファルヴァルディーン月9日木曜日〔3月29日〕、「ゴラームホセイン・エルハーム司法相は全国の司法機関に対し、1386年のディーヤの額を通達した」と発表した。

 この発表はファルヴァルディーン月9日、イスラーム刑法第297節の実施にあたり、〔ハーメネイー〕最高指導者のファトワー(教令)を受け、全国の専門家らの意見を聴取した上で出されたもので、それによるとイスラーム刑法第297節第1、第2、及び第3項に記載された、貧困層・中間層・富裕層の三つの階層に対するディーヤの額が全国すべての司法機関に通達されたとのことである。これはすでに、司法権長によっても承認されており、そこでは訴えを起こした側が〔訴えられた側と〕ディーヤの額について合意できなかった際の、その計算方法が定められている。



《ディーヤ》(血の賠償金)については、以下の記事をご参照下さい。
男性と女性の賠償金の差は時代状況に合わせて是正可能である
イランにおける女性関連法規は公正そのもの

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:10531 )