イエメン国軍とホースィー支持勢力の戦闘で95人死傷
2007年04月05日付 Al-Nahar 紙

■ イエメン国軍とホースィー派の新たな戦闘で95人死傷

2007年04月05日付アル=ナハール紙(レバノン)HPアラブ・国際面

【サナア:アブー・バクル・アブドゥッラー】

 イエメンのサアダ州で昨日、イエメン国軍と宗教指導者バドゥルッディーン・アル=ホースィーの支持勢力との間で激しい戦闘が発生した。ホースィーは息子のヤフヤーおよびアブドゥルマリクとともに武装反乱を率いているとされる。戦闘は国軍がホースィー派の主要な拠点であるダフヤーン市から撤退した後、月曜日[2日]には大規模に再開していた。

 包囲下にあるダフヤーン市の中心部や周辺地域ではホースィー派と国軍の間で、軽火器や中型の兵器を用いた戦闘が展開された。国軍はホースィー派の戦闘員が多数存在している地域の制圧を試みている。地元の行政当局者や部族の有力者によれば、国軍兵士や親政府派の部族のメンバーやホースィー派の間で95人以上の死傷者が出たという。

 地元の住民によれば、火曜日にはアール・マズルーウやタルフならびにダフヤーン市周辺のホースィー派の拠点に対して戦闘機やヘリコプターによる空爆が行われ、この攻撃でホースィー派のメンバー50人以上が殺害されたという。

 部族の有力者によると国軍部隊は水曜日の朝、ホースィー派との激戦の後にダフヤーン市の複数の地区への侵入に成功した。この戦闘で数は不明だが双方に多数の死傷者が出ているという。また消息筋によれば双方の戦闘は昨夜もつづき、住民が退去した市内の多くの地域で家屋や地下の洞窟に立てこもったホースィー支持派は激しい抵抗を見せているという。

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( 翻訳者:森晋太郎 )
( 記事ID:10578 )