映画「300」はアメリカのイランへの陰謀:スペインとオーストラリアの2紙が批判
2007年04月05日付 Iran 紙

 スペインとオーストラリアの2紙がハリウッドの映画「300」を批判し、この映画をアメリカのイランに対する陰謀であるとした。

 スペインのある新聞は、侮辱的な反イラン映画「300」での登場人物の会話は、ホワイトハウスからヒントを得ているとした。

 マドリードで昨日(4月4日火曜日)発行された「ABC」紙は次のように報じている。「映画の中の会話にほんの少しでも注意すれば、それらがホワイトハウスの演説から取られていることが分かる。例えば、ギリシアの王レオニダスが『自由は無償ではない』と述べているように」。

 同紙は、「映画『300』は、たとえ歴史物語だと主張しても、様々な点で現在の国際的な出来事と非常に多くの類似点がある」と付け加えている。

 同様にオーストラリアの新聞「キャンベル・タイムズ」は、議論を醸している映画「300」を批判して、この映画はアメリカのイランに対する陰謀の一部であるとした。

 「キャンベル・タイムズ」の最新号には、映画「300」を分析した論文が掲載されており、その中でこの映画をアメリカのイランに対する新たな陰謀のひとつだとみなしている。

 「キャンベル・タイムズ」は次のように述べている。「この映画はイランの人々やイランの文化責任者の非常に多くを憤慨させた。イラン人の見解では、アメリカは映画『300』でイラン人の祖先を侮辱・軽蔑することを通して、現代のイラン人に対して心理的な戦いを叩きつけたのだ」。

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( 翻訳者:下山伴子 )
( 記事ID:10583 )