チョムスキー、「イランがイラクに干渉しているというアメリカの議論は混乱を生み出す」
2007年04月16日付 Iran 紙

 アメリカの著名な研究者ノーム・チョムスキーが、「イランがイラクに干渉しているなどとのホワイトハウスの議論は、混乱を起こすものでしかない」と述べたそうである。

 チョムスキーは続けて、「もしイランがメキシコやカナダに侵略し、アメリカ政府の代表らを拘束していたとしたら、合衆国はいかなる措置を取ったかと問うてみればよい。明らかに、アメリカ政府はこれらの地域において、占領行為に対して対抗措置を示しただろうし、それは『解放』という言葉で表されただろう」と述べた。

 また同氏は、イランによる産業水準での核燃料生産の発表に触れて、「この危機を回避する唯一の解決策は、イラン政府に対して、核不拡散条約に基づく核エネルギーの開発を認めることである。そしてこの問題はイランとアメリカが互いに民主的な方法を選択することで実現する」と付け加えた。

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( 翻訳者:下山伴子 )
( 記事ID:10677 )