キッシンジャー:アメリカはイランと対話し、合意点を見出すべき
2007年04月22日付 Iran 紙

アメリカの元国務長官ヘンリー・キッシンジャーは次のように述べたそうである。

「今日、アメリカではブッシュ政権の取り巻きだけがイランとの直接の対話に反対している。もし現在の状況が続けば、合衆国の将来の外交政策は以前にもまして、独創性のない受動的なものとなるだろう」。

アメリカの外交政策を論じるうえで第一人者とされるヘンリー・キッシンジャーは、「イラン政府はアメリカとの直接交渉に関して、自ら協力姿勢を見せるだろう」とも述べた。

ヘンリー・キッシンジャーは続けて、イランのアフマディーネジャード大統領がブッシュに宛てた書簡について触れて、次のように強調した。

「イランの指導者の1人が、〔米・イラン国交断絶から〕25年以上を経て初めてアメリカ大統領に直接アプローチしたという事実には、宣伝効果や政略といったもの以外の意図が存在していた可能性がある。ところが、ブッシュ政権はこのような可能性をあっさりと看過してしまった」。

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( 翻訳者:下山伴子 )
( 記事ID:10702 )