速報 憲法裁判所:大統領選挙を無効と判断
2007年05月01日付 Milliyet 紙

憲法裁判所のハシム・クルチ副長官は、共和人民党の異議申し立てについて、裁判所の決定を明らかにした。同裁判所は共和人民党の無効請求を認めた。

憲法裁判所は、深い関心をもって待たれていた決定を18:10に発表した。ハシム・クルチ憲法裁判所副長官は、「第11代大統領選挙に関連して、トルコ大国民議会で実施された投票に対する異議申し立てを審議し、同選挙に関連する手続きを停止した」と述べた。
クルチ副長官は、次のように続けた。
「第11代大統領選挙に関連して、132名の国会議員がトルコ大国民議会で実施された投票に対し異議申し立てを行った。この異議申し立ては当裁判所の委員により審議され、次のような決定に至った。

第11代大統領選挙に必要な定足数の点で、トルコ大国民議会の第96回本会議(2007年4月27日)で行われた投票に関連する決議は、内規を変更解釈するもので憲法違反であることがハシム・クルチならびにサジト・アダルの反対票とともに賛成多数により結審された。そして問題となっているトルコ大国民議会(第96回本会議)での決議を執行停止にすることが決定された。
これから先については、トルコ大国民議会の意思による」
この発表を受けて、トルコは総選挙に突入するとみられる。

■4時間にわたる審議

14時に始まった委員会の審議は、10分間ずつ2度の休憩が与えられ、およそ4時間続いた。
共和人民党は、大統領選挙の第1回投票が行われたトルコ大国民議会本会議で、定足数367名の出席がなかったと主張し、4月27日金曜日、憲法裁判所に無効を訴えていた。

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( 翻訳者:栗林尚美 )
( 記事ID:10781 )