スカーフがまるで制服のようになった -北キプロス元大統領から懸念の声
2007年05月03日付 Hurriyet 紙

 北キプロス・トルコ共和国の初代大統領であったラウフ・デンクタシュは、参謀総長ヤシャル・ビュユクアヌト将軍とアフメト・ネジュデト・セゼル大統領両者の世俗主義に関する憂慮に賛意を表した。

デンクタシュ元大統領は、現代教育理数予備校(アルカン・ホールディング経営)が企画した高校生研究プロジェクトコンテストの開幕式に参加し、「イスタンブルの一部で男性が、緑色の筒長の帽子をかぶり、手に杖をもち、ローブを纏い、黒い外衣に身を包んだ女性が男性から数歩下がって歩んでいたら、スカーフの着用が女性のみの問題にとどまらず、世俗的な共和国の決まりを破ろうと常態のものとなるなら、大きな危険が存在しているということだ」と語った。

同氏はまた、大統領選挙に無効の判決が下ったことについて、「アブドゥッラー・ギュル候補は退くべきだ、危機を招いてはならない」との見解を示した。

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( 翻訳者:清水保尚 )
( 記事ID:10791 )