イラン・モデルの衣服をテヘランの500店舗で提示
2007年05月05日付 Iran 紙

【経済部】《ヘジャーブの魅力》販売計画が本日より、ギルド評議会の協力のもと販売側と治安維持側の両責任者らが参加して始められる。イラン・ギルド評議会長のモハンマド・アーザード氏はこのニュースと共に、衣服を供給する約500の店舗がこの計画において協力することを発表し、「これらの店は、イラン国内でデザインされ、かつ適切な価格の服だけを取り扱う」と述べた。

アーザード氏は、「テヘラン服飾デザイン協会、服地販売組合、男性服および女性服仕立屋組合、既製服生産者・販売員組合と共に行われた諸会議において、治安維持軍が不適切な服装の取り締まりを行っている現状に鑑み、人々が適切な衣服を見つける際に困難が生じないよう、われわれがギルドとして適切とされる服を提供する、ということが決定された」と述べた。

同氏は、ひとつの店の中で適切な衣服が不適切なデザインの服と並べて販売されるような場合、この計画は失敗してしまうと強調し、「この考えのもと、約500の店鋪がこの計画において、自発的協力でこの種の製品〔=適切な衣服〕のみを供給する。もちろん彼らに対しては、業務報告や税金免除という面での特権が考慮されるだろう」と述べた。

同氏は、この分野の生産量は十分なもので不足する見込みはないことに言及し、「生産者側と行ってきた調整により、彼らはこれらの商品を適宜供給者側に渡さなくてはいけないことになっており、今までのところ計画開始にむけて十分な規模の大量生産が行なわれている」と述べた。

アーザード氏は、ティール月1日(2007年6月22日)から始まる特定ブランド名およびコード番号付き衣服の販売におけるギルド委員会と服飾組合の計画についても言及し、《ヘジャーブの魅力》計画は、ブランド名とコード番号を付けた衣服販売へ向けての地ならしだと語った。同氏は、「《ヘジャーブの魅力》計画は自発的協力によるものである。しかしティール月1日から、ブランド名やコード番号がない品を販売している店舗は、その商品が密輸品とみなされることになる。イスラーム的・社会的威信に反するような衣服に対しては、そもそも組合からコード番号が与えられることは決してないので、その商品販売は否応なく中止されることになるだろう」と強調した。

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( 翻訳者:中根敦 )
( 記事ID:10828 )