イスタンブルでまた水着看板に物言い
2007年05月16日付 Hurriyet 紙

■建築物もだめ
コム社、ネルソン社、アイ・ユルドゥズ社とゼキ・トリコ社は、水着・ビキニの2007年モデルCMのため、ファッションモデルを使ったスチール撮影を行った。これら商社はこの写真を使って準備した広告をイスタンブルの広告板と都心の大きな建物の前面へ掲げることを望んだ。ポスターを建物へ貼付するため、水着製作会社はイスタンブル都市計画局に申請した。

■「挑発的な要素」
当局は水着ポスターの建築物への貼付に許可を出さなかった。その理由として「このポスターの内容はモラルの規範に反している。挑発的な要素を含んでいる。交通事故の原因になる」と発表した。
水着メーカーは水着広告を広告板へ貼示することを希望したが、市役所は「これはわれわれではなく、広告代理店の管轄だ」と返答した。そこで水着メーカーは広告板を管理する広告代理店に申込を行った。

■「この写真はモラルに反する」
イスタンブルの広告板を入札によって獲得し、商社に賃貸ししている代理店は、水着メーカーに対し「あなたがたの広告を貼示する許可を市役所は与えないだろう」と語った。ネルソン社はしかし、2番目の企画にとりかかった。ネルソン社の社長モリス・エスキナジィ氏は事の次第を次のように説明した。「われわれに対し『モラルに反する写真を貼っている』と彼らは言った。最も露出の低い水着写真でさえ『これらは貼れない』と返答したのです。」

■ゼキ・トリコ社は妥協点を見出す
コム社の責任者アイシェ・ヌル・アヌチ氏は「広告板はあきらめましょう。われわれの工場にさえCMポスターを張っていないのですから」と語った。エルドアン首相がイスタンブル市長だったとき、ゼキ・トリコ社は水着のポスター貼付に許可が出されないとなると、アタテュルクがフロリヤ地区で海に入ったとき撮られた写真をポスターにして「太陽が恋しい」というキャッチフレーズと一緒に全ての広告版に貼示した。

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( 翻訳者:塚田真裕 )
( 記事ID:10907 )