イラン・米、イラク問題をめぐり話し合いへ
2007年05月14日付 Iran 紙

【政治部】外務報道官による今週の記者会見には特別ニュースが含まれていた。セイエド・モハンマド・アリー・ホセイニー外務報道官は昨日、イラク国民の苦しみの軽減と、ヌーリー・アル=マーリキー政権の強化、同国の治安情勢の安定化などを支援することを目的とした話し合いを、イランとアメリカが近くイラクで行う予定であることを明らかにした。この発表は直ちに、国際メディアでトップニュースとして報じられた。

 「イラン紙」の外交政策担当記者の報告によると、ホセイニー報道官は「イラク関係当局と協議した上で、イランはこの問題を正式に検討対象とした」と述べた。ホセイニー報道官はまた、このことはスイス大使館(イランにおけるアメリカの利益代表部)を通じて正式に〔アメリカ側から〕通知され、〔それを受けてイラン政府が〕検討したものであると語り、さらに「話し合いの場所はイラクになる。時期や〔外相級になるのか、次官級になるのかなどの〕協議団のレベルについては、今週末までにははっきりするであろう」と述べた。

 報道官は質疑応答の中で次のように述べた。「我々はスイス大使館を〔アメリカとイランを結ぶ〕正式な外交チャンネルの一つであると考えている。もしアメリカ側からイラク問題についてイランとの話し合いの要請があるならば、正式な形でそれを伝えるべきだ、というわれわれの立場については、すでにスイス大使にも伝えてきた」。

 ホセイニー報道官はまた、イラン・米友好議連設立についての質問には、「もしこのような提案を出すならば、正式ルートを通じて出していただきたい。我が方の関係者がそれを検討することになるだろう」と答えた。

〔後略〕

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら
関連記事(イラン外相とアメリカ国務長官、イラク国際会議に出席)

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:中谷登紀子 )
( 記事ID:10914 )