ようやく明かされたサッダームへの西側の援助
2007年05月20日付 Iran 紙

 イラン・イラク戦争から長い年月が過ぎた後で、サッダームの軍隊の報道官を務めていた人物が次のように告白した。

 「イラン・イラク戦争(注1)のあいだ、西側とこの地域[中東]のアラブ諸国はイランへの攻撃を支援していた。」

 イラクのこの元将校は金曜日の夜、イラクのテレビ局「アル・シャルキーヤ(東洋)」とのインタビューで、「アメリカは[サッダームが]イランに攻撃したあかつきには、クウェイトとの紛争はサッダームの自由にさせると約束していた」と述べた。

 イラクのこの元将校はまた、「西側と東側の諜報機関は、戦線におけるイラン軍の配備について存在していたあらゆる情報を完全かつ詳細にイラクに提供していた」とも告白した。


(注1):原文では「押しつけられたこの戦争」となっている。これはイラクと西側諸国からイランに対して押しつけられた防衛戦争という意味で、イラン・イラク戦争に対するイランでの呼び方である。

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( 翻訳者:下山伴子 )
( 記事ID:10938 )