社会的安全向上計画による押収車の所有者ら、ヴォザラー通りで振り回される
2007年05月21日付 E'temad-e Melli 紙

【ILNA(イラン労働通信)】オルディーベヘシュト月初め〔4月21日〕に始まった社会的安全向上計画の実施にあたり、バッドへジャーブな車の所有者を取り締まることが警察の課題になっている。この計画によると、バッドヘジャーブな人を乗せた車や、バッドヘジャーブな女性ドライバーの車は倫理的安全計画の実施職員と交通指導省の職員によって押収され、駐車場に移動させられる。

ILNA記者によると、治安維持軍(警察)は、バッドヘジャーブな人が乗車していることは明白な罪にあたるとして、バッドヘジャーブな人を乗せた車の取り締まりに乗り出し、そのままそれらの車を押収し始めている。

ところで、治安維持軍(警察)は、押収車を還付するにあたって独特のやり方を採っているが、それは次のようなものだ。本計画の実施から最初の数日は、車の受け取り手続きを取らせるため、押収車の所有者らに対し、テヘランのヴォザラー通りにある社会的堕落取締りセンターに、夜も更けた時間帯に出頭するよう要求していた。ILNA記者が目撃したところでは、これらの所有者たちはわざわざそのような時間帯にこのセンターの建物の前に集まったが、関係責任者からは何の明確な返事ももらえなかった。

堕落取り締まりセンター界隈の住民たちの間から苦情が持ち上がったことをうけ、治安維持軍はこのやり方に変更を加えた。NAJA(イラン・イスラーム共和国治安維持軍)の発表により、バッドヘジャーブな人を乗せた車の所有者は、自分の車の受け取り手続きを取るため、早朝5時から例の場所にいなければならなくなった。所有者らは早めに手続きを済ませたいがために、我こそは一番目にやってもらおうと、夜12時からその場所に集まって来ていた。

このような措置で所有者らが押し寄せることになり、再び地元住民の抗議を受けた治安維持軍は、バッドヘジャーブな人を乗せた車の引渡し方法に三度目の変更を加えた。今度は治安維持軍のほうで、これらの人々に手続き用の順番を指定するという措置を取った。

社会的安全向上計画では、各罪に固有の罰則が設けられている。堕落取り締まりセンターに掲示されている規則によれば、貞節を侵害するような行為をした車の押収期間は3ヶ月、バッドヘジャーブな人を乗せた車の押収期間は2ヶ月と定められている。また、車に犬を乗せたり、騒音公害を生じさせたりした場合にも、具体的な押収期間が設けられている。

ちなみに、車を受け取るには、違反したドライバーと証書の所有者が出頭する必要があり、このことも押収車の受け取り手続きをする場所に集まる人の数を増やす原因になっている。

尚、先週、州の責任者と局長らがこの事情を確認したうえで、この事態に対処するよう治安維持軍に要請した。しかし、治安維持軍はこの件について釈明を控えている。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:吉村かすみ )
( 記事ID:10953 )