キーシュ島(自由経済地区)に第三の外国銀行
2007年05月14日付 Jam-e Jam 紙

【ファールス通信】キーシュ島自由経済地区庁代表、マジード・シャーイェステ氏は、今年のイラン暦第3月(西暦5-6月)に、キーシュ島自由経済地区で第三の外国銀行が営業を開始すると発表した。

 シャーイェステ氏は、キーシュ島への外資参入を支持すると同時に、この自由経済地区へできる限り多くの外国銀行が参入することを希望する、と強調した。

キーシュ自由経済地区庁代表は、関連法により自由経済地域ではイラン本土よりも、外国銀行の支店設立のための環境が整えられていると説明し、キーシュ島自由経済地区は、同地区における外国銀行支店設立のための新たな申し出を歓迎する、と述べた。

 シャーイェステ氏は、さらに次のように発言した:現在、「イラン・ヨーロッパ銀行」と「スタンダードチャータード銀行」の二つの銀行が、キーシュ島自由経済地区に支店を持つが、三番目の銀行はアジアの銀行になるだろう。」

 ファールス通信記者の報告によると、おそらく第三の外国銀行は、「フューチャー銀行」と見られる。この銀行は現在、主に三つの商業支店と、バーレーンを拠点とし、湾岸諸国一帯で銀行業務を行う営業部門とを有している。

 フューチャー銀行は、メッリー銀行、サーデラート銀行とバーレーンのアフリー・ユナイテッド銀行の三行が共同で設立したものであり、キーシュ島への初期投資額は200億リヤールとされている。同銀行は、2005年に基本合意に達している。

 90平方キロメートルのキーシュ島は、イラン国内で唯一、現在外国銀行の支店が活動を許可されている場所である。同島の外国銀行支店は、リヤールと外貨による、あらゆる金融サービスを、国内外の顧客らに提供している。

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( 翻訳者:白峰侑子 )
( 記事ID:10962 )