北イラクのクルド地域政府軍、国境でシェルター掘る
2007年05月26日付 Hurriyet 紙

トルコが1ヶ月もの間国境で進めてきた「バルヨズ・オペレーション(壊滅的作戦行動)」は、北イラクに注意深く監視されている。クルド地域政府軍は、国境の監視所の周囲に新たなシェルターを掘っている。

■アメリカ合衆国が追跡中

北イラク国境上のハフタニン、シナフト、ザップ、ベフディナン地域の反対側に位置するトルコの国土に駐留するトルコ軍装甲部隊は、アメリカ側からも監視を受けた。モースルから北イラク国境にあるザホ郡に進軍したアメリカ軍は、陸・空双方で国境監視を開始した。アメリカ所属のヘリコプター2機が毎日、空から国境での行動を監視する一方、アメリカ軍はハリル・イブラヒム国境門で待機している。また合衆国の上級レベルの諜報責任者も、ザホでヒュセイン・ベルヴァリ郡長や治安維持司令官らとの会見後、国境地帯で調査した、と伝えられた。この間、一昨晩(24日)トルコのF-16戦闘機2機がイラク国境地帯を偵察飛行した。

■作戦行動は拡大

特別活動補強部隊、村落防衛隊、兵士が、スィイルトとシュルナク間のベストレル渓谷地帯とヘレコル山にヘリコプターを利用して降ろされた。北イラク国境に3万人の兵士を擁した作戦行動を展開して、クルド労働者党PKKのテロリストが利用する可能性のある通路が押さえられた。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:10988 )