アフマディーネジャード大統領、イラク・クルディスタン地域の指導者と会談:「イラクを構成するさまざまな集団は治安確保のために努力すべき」
2007年05月08日付 Iran 紙

【政治部】イラン・イスラーム共和国大統領は、イラクの政府及び国民が同国のさまざまな地域の発展と繁栄に向けて決意を固め努力していることに言及し、「イラクを構成するさまざまな集団は、利益を搾取し、イラクの人々の尊厳を傷つけようと企てている敵の陰謀の根深さを認識し、高い意識をもってイラク全土の繁栄と治安の確立へ向けて団結しなければならない」と強調した。

 大統領府報道室によれば、アフマディーネジャード大統領は昨日午後、イラク・クルディスタン地域の指導者であるバールザーニー氏との会談の中で、今日のイラク情勢を非常に敏感な状況にあるとして、「イラク国民の敵は、自己の利益のために、イラクの様々な集団間に対立と分裂を引き起こそうと企てているが、イラク国民は同胞として一致団結して、この敵の陰謀を無力化しなければならない」と述べた。

 大統領は、イランはイラク・クルディスタン地域をはじめとするイラクの様々な地域の人々に、惜しみなく支援の手を差し伸べ、自らの経験を提供するとした上で、「イランは、ガス・電気・水道のイラクへの輸送計画や、イラクの様々な分野への投資計画において、協力する用意がある」と述べた。

 イラク・クルディスタン地域の指導者であるバールザーニー氏もまた、この会談の中で、「イラクとイランの関係は強固で、戦略的、かつ歴史的なものであり、今日もイラク・クルディスタン地域は、同地域の進歩と発展へ向けて、種々の分野でイランの価値ある経験・成果を活用したいと願っている」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:真塩和也 )
( 記事ID:11018 )